コラム(読み物)

金子先生に聞く!シリーズ

三旗塾代表の金子朝彦先生に素朴な質問をぶつけて、お答えいただいたシリーズのまとめです。

~中医学に出会ったころ編 ~

【1】「中医学に出会った頃の話を教えてください」

『鍼灸学校に入る前年、バイト先の鍼灸学生さんに教えて頂きました。
その方は、今は鍼灸界で3本の指に入る古典研究家だと思いますが、その方のアパートは本だらけで、ご自身は台所に寝ておられました。
しかも寝袋で!
かっこいいなぁ?と感動しました。』


~鍼について編~

【1】「細い鍼を使うメリットはどういったことがありますか?」

『細い針は力に頼ることが出来ません。
その意味での技術が自然に身につきます。
針の響きも微細です。』


【2】「日本で中国鍼を使うことについてはどうお考えですか?」

『太い針だと大補が出来るという利点があります。
また、針の接触点が広いので教科書的取穴で事なきを得ます。
よくツボは動くという方がおります。
至極最もな意見ですが、道具が小さいと、出力が弱くなります。
それ故ツボの反応を見ないと効きかが悪くなります。
反応を重視するとツボは動くという見解に帰着するわけです。
中国針は出力が大きいので教科書的な取穴でも問題ありません。
ただドーセオーバーになることもあります。
体を平(中庸)に持って行く際に日本では総じて平近くに来たら慎重に!という感じがあるのに対し、中国では平は超えてみて初めてわかる的な感覚があるように理解しています。道具が思考までにも及ぶという例でしょう。』


~鍼灸師に向く性格について編 ~

「鍼灸に向く性格ってありますか?」

『針に向く性格はわかりません。
ただ、臨床の上手い方は総じて人が好き。
上手くならない人は学問だけ好き。』『針に向く性格はわかりません。
ただ、臨床の上手い方は総じて人が好き。
上手くならない人は学問だけ好き。』


~勉強会での心構え編~

「勉強会に参加するうえでの注意点はありますか?」

『質問の仕方を、身につけましょう。』


コラム一覧に戻る


お問い合わせがあればお気軽に